がん保険の加入率は年々増加!傾向とその背景とは

がん保険の加入率は年々増加!傾向とその背景とは

CMや雑誌の影響でがん保険は注目を集め、医療保険に並んで相談が多い保険の分野です。治療が長期化するがんを保険で備えておくことで家計への負担を減らすことができますね。

ただ、医療保険をメインに考える方が多いことからがん保険へ加入しない方も少なくありません。そこで今回は、がん保険の加入率をみてみたいと思います。


がんほけんの加入率

(公財)生命保険文化センター「平成28年度 生活保障に関する調査」によると、がん保険の加入率は37.8%です。過去の加入率は以下の通りです。

全生保 民保
平成13年 21.2 19.1
平成16年 25.3 22.6
平成19年 31.2 27.5
平成22年 33.1 29.4
平成25年 37.3 32.9
平成28年 37.8 34.1
  • 全生保…民保(かんぽ生命を含む)、簡保、JA、県民共済・生協等を含む
  • 民保…かんぽ生命を除く

過半数には及びませんが、平成13年から毎年加入率が増加しているのがわかります。

がん保険の男女別、世代別加入率

男女別加入率

全生保 民保
男性 38.7 35.0
女性 37.1 33.5

男性の方が女性より加入率が高くなっていますね。

世代別加入率

全生保 民保
18歳から19歳 4.5 4.5
20歳代 21.8 19.5
30歳代 44.3 40.1
40歳代 44.2 41.0
50歳代 42.6 38.3
60歳代 33.7 29.5

30代になると1度急激に加入率が上がり、その後は減少しています。働き盛りで子育て世代は病気のリスクに備えるという意識が強い傾向にあります。

世帯年収別・住宅種類別の加入率

世帯年収別加入率

全生保 民保
300万円未満 25.3 22.4
300万円から500万円未満 38.4 34.5
500万円から700万円未満 48.5 43.9
700万円から1,000万円未満 46.8 43.4
1,000万円以上 55.4 51.2

年収が高ければがん治療も預貯金で賄えそうですが、年収が高くなるにつれてがん保険の加入率も高くなっています。金銭的余裕から、がん保険の加入を実行に移す方が多いということが読み取れます。

住宅種類別加入率

全生保 民保
持家・ローンあり 45.1 40.6
持家・ローンなし 37.3 33.0
持家・夫婦以外名義 31.1 29.3
賃貸住宅 30.9 28.2
社宅 26.4 24.5

ローンを抱えていると、がんになって支払が滞るリスクを考えるため加入率が高くなっています。

ライフステージ別加入率

全生保 民保
未婚 24.7 23.1
既婚・子どもなし 35.8 30.8
既婚・末子未就学児 43.2 38.7
既婚・末子小学生 48.0 44.1
既婚・末子中学生、高校生 52.2 48.1
既婚・末子短大、大学、大学院生 44.2 39.2
既婚・子ども全て卒業(未婚) 37.9 33.7
既婚・子ども全て卒業(既婚) 36.2 32.1

末子が中学生、高校生が一番加入率が高くなっていますね。これは教育費がかかることから、がん保険で治療費に備えたいという傾向がわかります。どの既婚のライフステージより、未婚の加入率は低くなっているのが特徴です。がんになっても経済的負担をかける心配がないという傾向がみてとれます。

さいごに

がん保険の加入率は年々増加しており、今後も伸びてくることが予想されます。これは、がんは治る病気になってきているからです。一昔前はがんになると亡くなる確率が高かったのですが、医療技術の進歩によって治る病気になってきました。治るということは、治療に時間がかかったり費用がかかるということです。このことから、今後も加入率は伸び続けることでしょう。

がん保険にそもそも加入した方が良いのかということですが、保険とは万が一に備えるものです。万が一の時に金銭的ダメージが大きい順から優先して加入することをおすすめしています。がんになった場合、高額な治療費が長期に渡ってかかることから、医療保険よりも優先して考えても良いと言われていますよ。

また、子どもが小さかったり、住宅費や教育費がかかることから加入する方も多い傾向にあります。がんになり経済的負担が大きいと考えられる時期に手厚い保障をもっておくこともおすすめですね。

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