がん保険に先進医療特約が必要な理由とは?

がん保険に先進医療特約が必要な理由とは?

がん保険に加入する際、様々な特約があり迷ってしまうかもしれません。保険は万が一の時に備えて最低限用意すると良いという考えから、基本的に特約は付ける必要はありません。

しかし必ず付けてほしい特約として、先進医療があります。今回は先進医療特約の必要性について紹介します。


先進医療とは

厚生労働大臣が定める高度な医療技術を用いた療養のことで、将来に向けて健康保険等の適用が検討されています。「先進医療」は「公的保険診療」と併用することが認められていますが、「先進医療」部分については、全額自己負担となります。

がん治療の先進医療

2017年7月1日現在、先進医療Aは36種類、先進医療Bは68種類、合計104種類が登録されています。その中でも約20種類ががん治療に関するものです。

先進医療の年間実施ランキングの上位5つは以下の通りです。

  1. 多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術
  2. 前眼部三次元画像解析
  3. 陽子線治療
  4. 重粒子線治療
  5. 歯周外科治療におけるバイオ・リジェネレーション法

上位ランキングの3位と4位の治療は、がんを治療する技術となっています。

重粒子線治療、陽子線治療とは

重粒子線治療はがんの位置や大きさ、形状に合わせ、炭素イオンを加速器で光速の約70%までに加速し、がんを狙い撃ちのする最先端の放射線治療です。

陽子線治療とは、元素の中でもっとも軽い水素の原子核である陽子をサイクロトロンやシンクロサイクロトロンなどの加速装置を用いて加速したもので、体内深部に到達して治療効果を発揮します。

どちらも最先端の技術でがん治療に有効な治療ですが、重粒子線治療も陽子線治療も実施率は0.0012%と低くなっているのです。しかし、重粒子線治療は技術料の平均が309万円、陽子線治療は276万円と高額です。

がん保険に先進医療特約は必要?

以上のことから考えると、あまり実施されない先進医療特約を付ける意味はあるのか疑問ですよね。

しかし、先進医療特約は付けることをおすすめしているのです。なぜなら、必要になった時の自己負担額があまりにも大きいからです。一度の治療で200万円以上の治療費がかかるとなると経済的負担が大きすぎます。更にいうと、先進医療はある特定の病院でしか受けることができません。通っている病院で受けられないと、転院や通うことになります。そういった費用もかかることから、技術料と同額が保障される先進医療特約は付けておくべきです。

もし先進医療特約を付けることで保険料が大幅に高くなるのであれば話は別です。しかし、先進医療特約は60円から100円程度の保険料で付けることができるのです。実施される確率は低いかもしれませんが、治療の選択肢を広げるためにも付けておくことをおすすめしています。

さいごに

がんの治療は医療技術の進歩により広がりを見せています。しかし、新しい技術や薬は、安全性や有効性、財源性など時間をかけて検討され保険診療として認められます。つまり、保険診療ではなく先進医療として認められる治療法が今後増えて行く可能性があるのです。

高額な自己負担を気にせず治療に専念できるようにするためにも、がん保険には先進医療をつけておくことをおすすめします。

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