自営業の場合の収入保障保険はいくらに設定すると良い?

自営業の場合の収入保障保険はいくらに設定すると良い?

収入保障保険といい、被保険者が亡くなった場合残された家族の元へお給料が毎月届くような保険があります。毎月受け取れる保険金額を高くした方が安心ではありますが、当然保険料が高くなります。反対に、低く設定した場合もしもの時に本当に生活が大丈夫なのかという不安も残りますよね。

贅沢な生活を送りたいか、現状維持で良いのかとそれぞれ考えはあると思いますが、被保険者が自営業の場合金額を設定する場合、少し考えなければならないことがあるのです。


自営業は遺族年金が低い?

収入保障保険はまず、働き手である被保険者が死亡した場合、厚生年金を支払っている家庭であれば遺族年金が受け取れるということを覚えておかなければなりません。

遺族年金とは、収入源である夫が亡くなった場合に、家族の生活を保障する社会保障制度のことです。夫が会社員であれば妻は死亡するまで遺族年金を受給できますが、老齢年金開始後は老齢年金よりも上回った分しか受給することができません。

夫が会社員の場合、子どもが18歳になるまでは遺族年金は月に15万円程受け取れますが、自営業の場合約10万円程度です。又、夫が会社員の場合子どもが18歳以上になると妻は月10万から11万円受け取れるのですが、自営業の場合は妻が60歳までの期間は給付金額が0円になってしまうのです。60歳から65歳までの期間は条件を満たしていれば寡婦年金がもらうことができるため約月4万円、65歳以降は老齢年金に移行し、月に65,000円もらえるようになります。

夫が会社員だった場合と自営業だった場合、遺族年金として受け取れる金額は自営業の方が少なくなってしまいます。そのため、収入保障保険では自営業の方が少し手厚くしておく必要があるということです。

自営業の場合の収入保障保険の金額とは

夫が自営業の場合、収入保障保険をどれくらいの金額を設定したら良いのでしょうか。例をあげて紹介していきたいと思います。

  • 夫:30歳
  • 妻:30歳
  • 長男:5歳
  • 次男3歳
  • 現在の夫の収入:月30万円
  • 家賃:10万円

子ども2人がいる家庭で夫が亡くなった場合、今までと同じ生活レベルを維持しようとすると月々約25万円が必要です。この場合の不足する金額は次の通りです。

子どもの状況 生活費ー遺族年金 不足額
子どもが2人とも18歳未満 25万円-10万円 15万円
子どもが18歳以上で妻が60歳未満 25万円-0万円 25万円
子どもが2人とも独立 17万円-0万円

※妻1人の生活費は、それまでの7割

17万円

表をみて分かる通り、子どもが18歳以上で妻が60歳未満の場合は月々25万円が不足します。少ないときでも15万円から17万円が不足しています。これを収入保障保険でカバーする必要があります。

預貯金に余裕があれば、月15万円から20万円に設定しても良いでしょう。預貯金に余裕がない場合は、大学進学資金等も考慮して月22万円から25万円に設定しておくと良いですね。

さいごに

自営業の場合は遺族年金が少ないため、収入保障保険でしっかり生活費をカバーしておく必要があります。預貯金との兼ね合いをみて設定金額を決めましょう。

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